ブルガリ (Page 2)

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BVLGARI

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2000年以降、時計部門における垂直統合を進めてきたブルガリは、2010年、マニュファクチュールとしての歴史的な躍進を遂げた。
まず、ブルガリ初の完全自社開発・製造ムーブメント「キャリバーBVL168」を発表、創業者の名を冠した「ソティリオ・ブルガリ」コレクションの2010年新作モデルに搭載した。
そしてグループ傘下にあったダニエル・ロートとジェラルド・ジェンタをブルガリ・ブランドとして統合、1コレクションとして再出発させる。ブルガリのダイナミックでプレステージ性の高い国際的なイメージに、独自の技術的ノウハウと超複雑時計の専門知識が組み合わされることにより、本格ウォッチメーカーとしてのブルガリの可能性はさらに広がりを見せる。
1884年にローマで創業したブルガリが洗練されたタイムピースを発表したのは20世紀初頭のこと。1920年代にはギリシャ・ローマ時代に由来するユニークで豪奢なデザインのウォッチを、40年代にはブルガリのアイコンともいえる「スネーク・ウォッチ」を発表。
そして1977年、金字塔となる「ブルガリ・ブルガリ」の誕生を機に、本格的にウォッチ・ビジネスを加速、1982年には時計製造の中心地スイスにブルガリ・タイム社を設立しその基礎を作り上げた。
さらに、コンプリケーションにおいて卓越した技術を有するダニエル・ロートとジェラルド・ジェンタをグループ傘下に収めた2000年以降、時計製造部門における体制を強化し、マニュファクチュールとしての足固めを行ってきた。2005年にダイアルメーカーのカドラン・デザイン社とブレスレットメーカーのプレステージ・ド・オール社、2007年にはケースメーカーのフィンガー社（現在はプレステージ・ド・オール社と合併）をグループ化し、時計の製造工程からコンポーネンツに関するオペレーションまでをコントロールしていく体制を構築。そして2010年、この10年間の長期戦略プロジェクトのひとつの成果として、ブルガリ初のインハウス・ベースムーブメント「キャリバーBVL168」の誕生に至った。

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